プロレス、格闘技ファンの間で「ショボイ」「セコイ」試合や選手のことを
「塩っぱい」と呼ぶらしい。
俺は祖国日本から遠く離れたアフリカのある国で、この「塩っぱい」男達に出会った。
塩度で云えば99.9%以上の「塩っぱさ」だ。
「カス」「ゴミ」「下衆」「白痴」、、、etc その全ての罵倒が似合う男達。
そんな生き方しか出来なくなった男達の悲哀を語りたい。
多分、幼稚園、小学校低学年ぐらいまでは、こいつ等もここまで「塩っぱく」は無かった筈だ。
人生に「若しも」は付き物であるし、それを言ったら終いでもある。
どこか憎めない塩男
完全に意味不明な塩男
下卑100%の塩男
体育会系なのに塩男
そんな塩男達に
「塩っぱかったね」
「生まれ変わったら塩分は控えめにね」
と優しく言えるように
俺もなりたい。
※尚、これから描かれる物語は全てフィクションであり、実在する人物とは一切関係無いものとする。
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