今はなき市営地下鉄上永谷駅裏にあるYOU&愛の店長
このHPでも度々登場する気鋭の店長会田圭一氏
アントニオ猪木系、梶原一騎系の妖しげ格闘モノ、エルトポを始めとした超カルト映画に
“店長お勧め!”のラベルを張る店
(笑)。
朝から店内にはボブディランが流れているという、素晴らしいレンタルビデオ店だった。
僕の敬愛するW・アレンの見解に関してだけ食い違ったが
他の映画の趣味は大体において一致していた。
何より、只のレンタルビデオ屋だが、キチンと店長の趣味がさり気なく主張されているのが
素晴らしかったと思う。例え、お互いの主義が反する者でも、自分の主義を持っている人とは
認め合う事が出来るだろう。
この店長が好きな俳優の一人がアル・パチーノだ。
僕にとってのアル・パチーノは決してマッチョでは無いし、演じる幅もそれほど広くない。
背も低くてチンチクリンだし、名作ゴッド・ファーザーでもそうだ、決してマッチョでは無かった。
因みに、F・コッポラはゴッド・ファーザー3を撮るべきじゃなかったと思う。
1と2は素晴らしい出来栄えだったから。。。
どうしても“二匹目のドジョウ”の感が否めない。。。
アル・パチーノの魅力は第一に
チンチクリンな男が必死に頑張るところなのだ!
そんな彼がNYPD(ニューヨーク市警察)で、汚職まみれの実態に一人立ち向かう!
女とは別れちゃうし、最後は仲間(汚職警官)に見捨てられ顔を撃たれちゃうけど
何とか一命を取りとめ、その汚職の実態にメスが入る結末。。。
それがこの“セルピコ”の大まかなストーリー。
書いてしまえば3行だけれど、口ばっかりの協力者達にヤキモキしながら
孤独と死への恐怖に怯えながらも、孤軍奮闘するセルピコがとにかく良い。
これがA・シュワルツネッガーとかだったら台無しだ(苦笑)
S・セガールとかでもダメ、チンチクリンのアル・パチーノじゃなければイカン!!
チンチクリンなのに何故か凄い圧倒的な存在感を持つ役者がアル・パチーノだ。
彼が出演した映画は無数にあるが
僕にとって1本はこの“セルピコ”でとどめを刺す。
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*若いな〜!!で、やっぱりハンサムだ。
でも、マッチョじゃないね?
*こちらは男の映画スケアクロウから
やっぱり、チンチンクリンだ。。。
*邦題“狼たちの午後”ここでも決して
マッチョではない魅力を見せる。
相方のサル役
故・J・カザールも素晴らしい。
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