僕は中学生頃からレコードを集め始め
世の中がCDになっていく中でもレコードに拘り
特に、幾ら古くても初めて聴く人間には
最新版と同じくらい衝撃を受けるモノがあるので、
BAND時代も、他の皆が楽器に金をつぎ込む代わりに
新たな“音”“響き”“感動”を求めてレコード収集に金を注ぎ込んだ。
結局、3000枚ほど集めた所で「俺、なにやってんだろ?」と我に返ったのと
当時、付き合っていた彼女が孕んでしまったので早急に金が必要になり
それを機に、今ではどうしても手元に残しておきたいモノだけを
100枚ぐらい残し、後は全部売ってしまった。。。
そしてこのアルバムもその中の大切な一枚だ。
また、世間がCDばかりになるとレコードが格安で手に入る時期があり
しかも、畑違いの店だった場合、本当に素晴らしいモノが二束三文で売られていたのだ。
例えば、ブルーノート復刻版だというだけで内容は大した事の無いモノを買うよりも
200円でロナルド・シャノン・ジャクソンの“Man
Dance”が売っていれば
絶対にこっちが買いだった。
この“IRAKERE”も“民族音楽”の中にあり、ジャケからの異様な雰囲気に呑まれ
思わず買ってしまった1枚で(150円だったし)
家へ帰ってからこれに針を落としてみると、、、
「なんじゃ!!こりゃあ!!」となった(笑)
なにか物凄い発見をしてしまったような高揚とした気分で何べんも聴き返し
翌日、カセットにダビングしてスタジオへ持っていき皆に聴かせると再度
「なんじゃ!!こりゃあ!!」となった(笑)
僕が日本に居た頃はCD化されず、他のスタジオ盤やらは上手だけれどこの
血沸き肉躍るライブ盤には到底及ぶものではなかった。。。
ケニアで日本語教師をしている時も、ルームメイトがパットメセニー等を聴いた後
必ず!これか、他のゴッテゴテの煮え滾ったような音楽を爆音で流し
「僕は○○さんと違ってBGMも必要なんです!!」
と言うルームメイトに対し
「B.G.M
なんぞ要らんわぁー!!たわけ―!!」
と彼のリラックスした時間を凌辱した(苦笑)
今では美しき良い思い出である。
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若し、CDで発売されているならば絶対に買いだ!
聴いていて大笑いの痛快なドラマー!!
やっぱり、握りこぶしです!大事なのは。
知ったかの村上龍一と坂本龍一は放っておいて
やっぱり、凄い演奏だな〜、、
エレガントでワイルドです。音楽的な美女と野獣。
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