キース・ジャレット FACING YOU


キース・ジャレット71年の初ピアノソロ集です。

何が好いかって、やっぱり一曲目(In Front)のテーマに一番ビックリした!!

「なんじゃこりゃ???」と言った感じ。

色んなフレーズが同時進行していて、でも、ザクザクとハサミが入っていて、、、

流れるようで、流れないし、バラバラのようで全体の統一感があって、、と云う感じ。

そして、何よりも若いな〜!!もう、有り余る才能の塊がドバァ〜ッ!!と演った感じ。

大好きです、こういうの。

この他にも、スタンピートの中島さんには「ケルンコンサートを聴けっ!!」と言われたし

現在、PCに残っているのもそのケルンコンサートなんだけれど、、

多分、自宅に残っているのはこの“FACING YOU”なんだな。

元々、根っからのキース・ジャレット ファンじゃあないし、ピアノ弾けないしね。

高校時代の音楽の教師が僕に熱心に勧めた「Death and the Flower」は、、、

いや、、好いんだけれどね、盛り上がるまでが長過ぎだな〜と思ったし

ロマンチックさ?の感覚が僕には合わなかった。

勿論、この“FACING YOU”にも多分に美しく切ないメロディーが出てくるけれど

それはゴテゴテし過ぎずイイ感じなのだ。

この後、ゲーリー・ピーコック&ジャック・ディジョネットとのトリオで

世間を「あっ!」と言わせるまで

僕の中のキース・ジャレットはお休みしていました。

ウチの親父はキース・ジャレットの唸りが気になるらしく

「黙ってピアノが弾けねぇーのか!?」と怒っていました。

まあ、大の大人が中腰になって腰振りながら唸るなんざ

ちょっと見苦しい気もしますが(苦笑)

お好きな人には「ううう、たまらん!!」という感じなのでしょう。



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ECMは好き嫌いはあるだろうけど
綺麗な録音をするよね〜、、、、
これはドンピシャの組み合わせだったな。




まあ、問答無用の名盤です。
もっと聴きたい人は
“Solo Concerts: Bremen & Lusanne”
でも聴いてみて下さい。





再度「うひゃ〜!」とビックリした
スタンダードトリオの第一弾!!
やっぱり、凄いよねぇ、、、

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