ブルーウォーターで乾杯  1988作品




この映画は

最新技術が投入されているワケじゃないし

勿論、巨額の予算を投入して撮った超大作でもない

海辺の小さなバー(ブルーウォーター)主人(ハックマン)が毎日を投げやりに

湖で溺れ死んだ奥さんの8ミリ映画ばかりみて暮らしていて

そこに少々イカレた養父のジジイとアタマの弱いバイト少年

+何故かそんなボケ親父に好意を寄せている女性バス運転手

主な出演者はこれぐらい

物語も本当にショボイ事件しか起きないし(苦笑)

逆に “映像美” 云々の芸術的な作品?でもない。

僕は気付かなかったけど

画面に撮影用のマイクが2度ほど映っちゃっているらしいし(苦笑)

他で紹介した “アバタ―” 大先生なんかに比べると

肩透かしを喰らうであろう

でも、な〜んか好いのだ、、、この映画は。

映画は娯楽だ!と云う人も居るし

芸術作品だ!云う人も居る

どちらもあって好いんじゃない?と思う僕には

この “ブルーウォーターで乾杯” はチョッとした娯楽映画だ。

主演のG・ハックマンは大好きな俳優の一人

どうにも、アメリカの役者はマッチョ系というか英雄ばっかりが多いなと思う。

個性がモノを云う世界だろうし、僕もJ・ニコルソンやA・パチーノ、R・デニーロやR・レッドフォードが

大好きだしそれぞれが主演のご贔屓映画がある。

でも、G・ハックマンは彼らよりももう少し演れる演技の幅が広いと思う。

この映画も上記の人達が演ると嘘臭くなっちゃうと思うんだな

だって、大スターだもんね。

娯楽映画を撮るためにはいつも大スターが必要だなんて誰が決めた?

一流レストランの最高級料理には出せない旨みが

下町の汚い中華料理屋のレバニラ炒めにあるように

ハリウッド主義も良いだろうし

娯楽映画万歳でも良いけれど

そればっかりだと、やっぱり人間バカになるよ?

少しは自分で考えなきゃね?

この映画は超スペクタクル大作じゃないし

G・ハックマンの代表作でもないけど

何故か僕の心に残る

特別な映画の一つなのだ


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イカレ爺はご存じロッキーのミッキー役
バージェス・メレディスさん!


 

ご存じ“フレンチコネクション”のポパイ役
これは結構マッチョな役だったよな。




小男のA・パチーノと好対照だった
名作“スケアクロウ”の時の
ジーン・ハックマン


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