万人向きじゃないけれど、、



今回紹介するのは万人向きじゃありません(笑)

まあ、いつもあんまり知られていない、不当な評価をされているモンを選んでいるから

少々マニアックになっているかも知れんけれど。。。

一発目はGeorge・Russellさんのアルバムです。

ご存じ“Eric・Dolphy”が参加しています。

このGeorgeさんの仰る “Lydian Chromatic Concept” が分からなくったって

充分に楽しめると思う(奏者は知っておきなさい!)

因みに

九州のウィスキーみたいな焼酎に“百年の孤独”というのがあり

その焼酎の箱には小さく(探さんと分からんよ)このレコードでも

バピッ!ブポッ!プッピョー!と吹きまくるDolphyさんの名言が刻まれている。

B面で

モンクさんのラウンド・アバウト・ミッドナイトも録っているが

有名なマイルスさんのを期待すると、、、好い意味で見事に裏切られるだろう。

そして、やっぱり、この曲を創ったモンクさんは凄いな、、、と思うのだ。

そのDolphyの流れでいくと

彼の亡くなった64年のアルバム “Out To Lunch” は40年以上経った今も

不思議な響きと醒めた狂気のような青白い世界を保っている。

このHPのトップに紹介されているトニ―さん(若干19歳)の演奏も聴ける

師と言うには近過ぎる感があるが、矢張り多大な影響を受けた青木さんの

奥様がクラリネット奏者でクラシックだけどドルフィー好きなのだ(笑)

確か、彼女の持っているのを聴いたのが初めてだったと思う。

お次がコルトレーンの “Kulu Se Mama”です。

本当は “Transition” にしようと思ったんだけれど

なんか、それだとモロ偏っているな、、と思いヤメました。

勿論、“Transition” も大好きだし、大のお薦めだけど

聴いた回数だとこっちの方が若干多いかな?と思う

やっぱり、AFRICA勢とのコラボは難しいと実感できます。

最後がブレイキーとその仲間達による

“The African Beat”です。

凡百の連中では絶対に創れない偉大なるブハイナ氏だからこそ出来た。

Jazzとアフリカ勢の見事なコラボレーション。

僕にはコレがあるからマッコイ100分の1レベル以下のピアニストや

所詮お仕事で下らない録音に沢山関わっただけの某ドラマー達が

AFRICA勢とのコラボにしゃしゃり出て来て

「アフリカはJazzのルーツ云々」の能書きを垂れ始めると

苦笑するしかないのです。

この時代は大らかにガーナやナイジェリア勢が、昨今のDjembe軍団よりも

優勢だった事がよく分かる。ポコポコと奥の方で色々と好き勝手演っている。

勿論、ブレイキーのアプローチは、、、大正解!

アーメン(笑)

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決してアタマでっかちにならんし、
でも、凡普じゃつまらん!と言う人向き。
こういった響きが童謡代わりにして
育つとどうなるのかな。




人物像以外のジャケでは逸品の
Blue Note作品です。




下のブレイキーよりも逆にその良さが
アフリカ系の打楽器奏者にもすんなり
伝わると思うんだけれど、、、


 

騙されたと思って、、、聴いてみそ?
俺の言っている意味が分かるから!
こんな大胆な企画を通したBlue Noteも
偉い!!この他にもブレイキー名義で
太鼓メインのアルバムが4枚出てる。

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