アタマの体操の4!これで一区切りします。
これも3と似通った感じです。
その四(一人で出来るアタマの体操!)
※デモあり
前回と同じく用意するものは特にありません、膝でも寝ながら枕でも良いです。これは音色は全く関係ないと思って下さい。
純粋なアタマの体操です。
まず、右手で最初にやったよくある8/6ベルのパターン
“カンカ・ンカカ・ンカン・カンカ”
を叩きます。
そして、左手で黄緑の場所を叩きながら1・2・3・4...とカウントを取ります。
さて、この1・2・3・4のカウントは簡単に言うと
“タカタ・タカタ・タカタ・タカタ” という3つのアタマの“タ” で
カウントを取っているのですが、これは別に “タカタ” の “カ”
でも、“タカタ” の最後の “タ”
でも良いワケで
先のベルのパターンを叩きながら自由に左手のカウントの位置を
“カンカ・ンカカ・ンカン・カンカ”や
“カンカ・ンカカ・ンカン・カンカ”に
変えていきます。
ですから、このベル・パターンには
“カンカ・ンカカ・ンカン・カンカ”
と言う3色=3種類のカウントの取り方があるのです。
そして、我々の耳はより簡単な一定のリズムを視点に対象とするリズムを聴く(又は聴こうとする)癖があるので
それぞれ、左手のカウントの位置を変えただけで自分自身も右手のパターンが違って聞こえる筈です。
まあ、これは絶対的客観性なんかあるわきゃねぇ〜だろ!?
と言う事でもあるんですが(絶対的客観性を保ちたかったら全く関わり合わないしかない、、という矛盾に陥るしね)
少しでも更にこのカウントの呪縛から自由になるために
それぞれのカウントの場所がONで取れるように最初は位置をズラしたら再度ズラした位置を口で数えながら
1 “カンカ・ンカカ・ンカン・カンカ”
2 “ンカン・カカン・カンカ・ンカカ”
3 “カンカ・カンカ・ンカン・カカン”
と右手のパターンは決して止めずに!キチンとキープしたままで左手の位置をズラしながら口でカウントし
上記の3種に聞こえてくるように各位置でONで取ります。慣れてきたら左手は1だけどカウントは3でとって
耳には2で聞こえてくるように、、、とか色々と自分で工夫をして脳をイジメて下さい。
また、3×4の1パターンであれば左手を4÷で3カウントにしても良いので
例: “カンカン・カカンカ・ンカンカ”
みたいにカウントをズラし、再度、これも位置を一つずつズラしながら脳をイジメます。
すると、なんかよくあるドラムパターンみたいな風にも聞こえてきます。
だから、この8/6のベル・パターン一つでも色々と遊べるのです。
まあ、これを奏者側で応用するとすれば、さきのベル・パターンみたいなのがあって
バンド全体で1番の位置で演っているところで急に2や3に変化したり
また、各自が勝手な所で勝手に取り始めて最後、一発で1の場所に戻ったりとか、、、
まあ、そんなこと演っても誰も喜ばないかなぁ。
この “アタマの体操シリーズ” の要点は
*
我々は皆、音楽やリズムを聴くとき、勝手にアタマの位置を設定して聴いている。
*
が、それは必ずしも正解とは限らないし、アタマはいくつもあるので
* 特にNGOMAの練習中 “なんか違うなぁ、、”
と感じた時には
* “ここだ!”
と感じる位置から少しだけズラしてみると好いかも知れない(笑)
こんなところかなあ、、、
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