アタマの体操、、その2


さて、アタマの体操です。くどいようですが(苦笑)僕は“ポリリズム”なるモノを知りません。

よって、これから紹介するモノがポリリズムであってもなくても勘弁して下さい。

っていうか、明らかにこれから紹介するのは“ポリリズム”じゃなさそうです(笑)

その二(2人〜3人で感じるアタマが沢山あるアンサンブル)

これも、“その一”のラテン屋さんクラスでやっていた基礎練習です。昔の事なので多分彼が行っていたモノと若干違いがあると思います。

用意するもの〜特にありません、、まあ、手を叩く代わりにバチが各自あれば良いけれど、、、

まず、1人目が “カカン ・ カカン ・ カカン” とバチ(又は手)を叩きます。

で、2人目は1人目と全く同じパターンを1人目の “カカン” の “ン” がアタマに来るように叩きます。

そうすると、全体では3連がずっと続く格好になり “ カカカ ・ カカカ ・ カカカ ” と聞こえる筈です。

*1人目= ンカンカンカンカ ン。。。
 *2人目=       ンカンカンカンカ ン。。。

さて、ここで大体2人目の人で鋭い人は1人目のカカンの2つ目の“カ”を“ン”として “ンカカ・ンカカ・ンカカ” と感じながら叩くかも知れません。

しかし、 “ミカン” はあくまでも “ミカン” であり、“ンミカ”“カンミ” ではないので

自分のアタマを意識するように1人目も2人目も各自が “カン”“カ” で足を踏んで歩きながら叩きます。

すると、お互いの足がズレて緊張感が生まれてくるでしょう?

手で叩いているパターンは同じなのに、二人の感じるアタマを明確にズラしただけで=各自がONで感じると互いに相手側が裏に聞こえるのです。

“カカン”“ンカカ” でお互いアタマが一緒の場合と

あくまでも “カカン” が二つズレて進行している場合と

どちらも全体で聴こえてくる音は同じなのに、、、緊張感が全く違う

大抵の打楽器アンサンブルは手で叩く場合が殆どなので、音符は合っているケド臨場感が出ないとか、ノリがベタッとしているとか、、

そういう時には、各パートのアタマの取り方をこういった形でヒネってみると好いかも知れません。

勿論、3人目がいる場合は、、、分かりますよね?

さて、これで3者が別々に足を踏むことによって足も別々に “ カカカ ・ カカカ ・ カカカ ・ カカカ ”と分離します。

この時にも必ず自分がONで乗りながら、そしてそのまま混じらないようにキープしながら他の人のパターンに耳を向け

本人は決して不自然にならないように歩きましょう。


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